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秋期講習会

Zoomのみによる開催

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10月25日  12:00~14:00

白百合女子大学教授
お茶の水女子大学名誉教授
日本子ども学会常任理事

菅原 ますみ 先生

科目II    小児期体験の長期的影響性  ―幼児期の今を楽しく充実して過ごすことの大切さ―

近年の予防医学的な研究から、貧困や虐待、いじめなどの逆境的な小児期体験(Adverse Childhood Experiences: ACEs ) が成人期以降での心身の健康に影響を及ぼすことが明らかにされてきています。一方発達心理学の領域では、逆境体験のネガティブな影響を緩和する小児期の保護的・補償的体験( Protective and Compensatory Experiences: PACEs )に関する研究も進み、回復に関するレジリエンス研究が発展しつつあります。本講義では、 ACEsの悪影響から子どもを守るPACEsに関する国内外の研究について紹介するとともに、トラウマからの回復支援や、レジリエンスの中核となる養育者と子どもとの関係形成を支援するプログラムについて紹介し、幼少期での健康的でポジティブな体験の重要性について考えていきます。

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​10月25日  14:15~16:15

早稲田大学教授  小塩 真司 先生

科目Ⅱ   よい・わるい心理特性を理解する

―非認知能力やダークな性格の観点から―

近年、非認知能力への注目から、よい心理特性やわるい心理特性への興味・関心が集まっている。しかし、その基礎的な考え方や何をもってよい・わるいと考えられているのか、どのような発達、育成、教育が可能なのかという理解は進んでいない。本講義では、非認知能力の議論を踏まえ、よい・わるい心理特性の考え方やポイントについて概説する。

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10月26日  9:45~11:45
 
白梅学園大学准教授   石島 このみ 先生

科目II    身体接触と子どもの育ち

抱っこや遊びなど、身体接触を伴う関わりは子どもの育ちにおいて日常的になされ、欠かせないものです。本講義では、身体接触を伴う関わりの発達や、身体接触が子どもの育ちにどのように関わっているのかについて考えていきます。

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10月26日  12:45~14:45

 
東京医療保健大学非常勤講師  村松 三智 先生


科目V  乳幼児精神保健に基づく育児支援

乳幼児精神保健(Infant Mental Health;IMH)は、安全で安定した人間と環境との関係性の中で生起する、乳幼児の健康な社会的・情緒的発達を意味し、広義には、乳幼児の健康な社会的・情緒的発達を保持するための活動を含みます。欧米では、このIMHに基づく育児支援が実施されており、効果をあげていることが報告されています。この講義では、IMHについての理解を深めるとともに、オーストラリアでの育児支援についてもお伝えします。

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10月26日  15:00~17:00
 

青山学院大学教授   菅野 幸恵 先生

科目V  つながりの子育て

ヒトの子育ての特徴は共同保育にあります。他の霊長類に比べ離乳が早いにも関わらず、独り立ちするまでの時間が長く、一人で育てることはできません。ただ現代の子育ては、“ワンオペ”に象徴されるように正反対の状況にあると言わざるを得ず、それが育児の困難さを生み出しています。この現状を踏まえ、現代の共同保育のかたちを考えていきます。

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